地域交流サロン in 湯河原(平成27年1月17日)

 地域交流サロンを平成27年1月17日(土)、湯河原町にて開催しました。今回の企画は、湯河原にゆかりのある「湯治」を話題として取り上げ、地元で長年にわたり温泉宿を経営している大観荘館主、相澤晃氏(上の写真)に講演いただくとともに、参加メンバーで温泉について語り会いました。

 湯河原は、万葉集にも登場する歴史ある温泉場です。万葉集に登場する唯一の温泉として知られ、「あしがりのとひのかふちにいづるゆの よにもたよらにころがいはなくに」と読まれています。この中で「あしかりのとひ」とは足柄の土肥を指し、湯河原の地とされています。

 さらに、古くは湯治場として、人々の憩いの場とされて親しまれてきました。こうした背景をふまえて、講師の相澤晃氏から「湯河原における湯治の歴史と地域活性化」といったテーマで講演いただき、温泉について学ぶとともに大観荘の源泉の見学をし、詳細な説明を受けました。

この旅館の近くに「ままねの湯」という小さな湯宿があります。ここは、まさに湯治場としての歴史を有し、病気や傷をいやすために近隣のみならず全国から湯治客が訪れたとのことです。今でも、ここの温泉は病や傷をいやす効果が高く、46度という高温の温泉に浸って治療するため、療養に訪れる方々も多くいます。参加者も、この独特の温泉に入浴して、雰囲気を実感するといった貴重な体験もしました。

 温泉は入湯にとどまらず、良質の温泉に約1か月かけて熟成させた「温泉泥(ファンゴ)」という泥を使っての「ファンゴセラピー」といった健康法も実験的に行われています。これは、イタリアで開発された健康法で、大観荘ではこの健康法を普及させようと活動に力を入れています。

 今回の地域交流サロンには、けいしん神奈川の会員はじめ神奈川県庁の担当者、JTBの職員や地元のボランティア観光ガイド、まちづくりの会員など幅広い方々が参加されました。温泉を活用した湯河原の活性化について、地元の方々の意見を聞きながら、知識を深めるとともに、活発な討論を行って有意義な時間を過ごしました。