健康ボイストレーニング in ふれあいサロン千本桜

 コミュニティカフェ「夢いきいきふれあいサロン せんぼんざくら」(千本桜商店会*1)は、ボイストレーナーの大村慶子*2さんをお招きして、「健康ボイストレーニング」(12月14日14時~16時)を開催しました。大村さんはウクレレを片手に持って現れ、歌と軽妙なおしゃべりで、会場を笑いの渦に巻き込みました。約30名の高齢者が、大村さんのリードで「兎うさぎ追おひし彼かの山(故郷)」歌い、身体全体で発声するボイストレーニングを学び、元気になった歌声が会場全体に響き渡りました。広報担当がその一部を報告します。

 ボイストレーニングの効果を確かめようと、トレーニング前に、参加者全員で「兎うさぎ追おひし彼かの山」を歌いました。ボイストレーニングの3要素(①土台、②軸、③響き)について次のように話されました。

① 土台とは息が生まれる場所で、「腹式呼吸」が重要とのこと。
② 軸とは、土台で生まれた息の通り道。人間の頭の重さは体重比で約10%といわれています。これは正常姿勢の場合の値で、パソコンやスマホで前屈み姿勢になると、約5倍の負荷が首にかかってくるそうです。こんな姿勢を続けると首の痛みや肩こりが発症します。大村さんは軸を正常に戻すための訓練として、耳を上へ引っ張り上げる運動を推奨しています。参加者全員で耳引っ張りの訓練をしました。

③ 響きを良くするために、鼻を掴んで歌う訓練をしました。まず鼻を掴まずに「兎うさぎ追おひし彼かの山」を「ニャニャニャニャーニャニャ、ニャニャニャニャー・・・」歌い、次に鼻を掴んで同じように歌います。発声の響きが良くなったように感じられました。もともと声帯から出る音は非常に小さなものなので、鼻腔の共鳴を使って大きくさせるようです。

 

 一通りボイストレーニングを終えた後で、もう一度「兎うさぎ追おひし彼かの山」を歌いました。なるほどなるほど、ボイストレーニングの効果を実感しました。

 大村さんは秦野市出身なので、ウクレレを弾きながら「秦野の歌」、次にアカペラで中島みゆきの「糸」を熱唱しました。歌詞を「手話」で伝えるには、両手が必要だからとのこと。2時間弱の「健康ボイストレーニング」は、あっという間に終えてしまい、参加された高齢者は身体も心もリフレッシュされたと思います。

 

 ボイストレーニングは認知症予防に最適なようです。トレーニングを受けるには一人でやるよりも、仲間と集まって「ワイワイガヤガヤ」とやるほうが楽しい。トレーニングで背筋がピシッと伸び、首への負荷が小さい姿勢で歌う。人前で歌えば心地よい緊張感も得られます。これらのことは、脳の活性化につながり、引いては認知症の予防にもなります。

*1 千本桜商店会は相鉄線小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩で約13分の所にあります。商店街にある空き店舗を、コミュニティカフェ「夢いきいきふれあいサロン せんぼんざくら」に変えて、「高齢者の交流スペース(手芸作品等の展示、将棋、健康ヨガ等)としての活用」「講習会(健康相談、介護相談等)の定期開催」を行い、商店街の活性化を図っています。なお、千本桜商店会は「未病を改善する」県の取り組みの支援対象に選ばれています。

*2大村慶子氏の略歴:秦野市南ヶ丘出身、秦野高校卒。昭和音大で声楽とミュージカルを学び、卒業後、地元の音楽教室でピアノ、ボーカル講師を始める。他に保育園の音楽教室、手話、セッションなどジャンルを問わず活動中。2015年5月に歌わないボイトレのグループレッスン(♪minamoでボイトレ♪)を始め、出張を含め1年間で130回を達成。40年継続の夢に向かって2年目がスタート。